長い一日

昨日も掃除の仕事が終わった後にプロモーションの懸かったかみさんのウーバーのデリバリーをいっしょに手伝いながら、この仕事が終わった時はすでに午後9時を回っていた。プロモーションの件数も頑張ってこなした結果、無事ボーナスもゲット出来た。ちょうど息子のラーメン屋のバイトが終わる時間で長い一日がやっと終わった。


遅い夜食になってしまった後、待ちくたびれていた柴犬の「はち」を連れてすぐさま散歩に出かけて帰って来たのはもう11時近かった。すぐさまシャワーを浴びて「さぁ、ソファーでコーヒーでも飲みながら少しくつろごうかな」と思ったらかみさんが来て「洗濯機が壊れたかも」と耳打ちされた。


汗の匂いのついた自分と息子の仕事着 を別で先に洗うために、夜のこんな遅い時間に洗濯機を回したところ脱水が出来ずに水が溜まったまま止まってしまったらしい。水が流れないので排水フィルターの蓋を開いたら中に溜まっていた水が溢れ出て洗濯場のフロアーが水浸しになってしまった。


溢れ出た水がなかなか排水溝に落ちて行かないので、床の排水溝が詰まってのかと蓋を取ろうとしてもタイルに張り付いていて取れない。かみさんが「フィルターに何か物が詰まってない?」と言うので取って見ると中から息子がジーパンのポケットに入れるというヘアピンが何本もそのフィルターに入っていた。


原因はこれだった。その後、フロアーに溢れ出た水をタオルで拭いていると、息子が「何してるの?まだ寝ないの?」なんて寝ぼけた顔で自分の部屋から出て来るので「お前のこのピンのせいで大変なんだよ」と突っ立ってる息子にヘアピンを突き出して見せてやった。「男のくせにヘアピン何か使いやがって」と言いながら時計を見るとすでに1時を過ぎていた。