余裕があれば・・

もしも宝くじが当たったらもう後１年でいいからこの店を続けてみたい．．．日本人のお客さんが戻って来た時にまた歓んで貰えるお店が続けられる・・・と悲しすぎる願いを思い浮かべる。買い物をしたいと思う人がいれば、自分たち店も同じようにその人たちのニーズに答えるのは嬉しいこと。 日本人の買い物心を知っている... 続きをみる

失せた物のこだわり

この２０年の間に集めたアンティークのコレクションを売ることにした。殆どがオーストラリアの古いもので、ビールやソフトドリンク、ワインなどのボトルやお菓子や紅茶、コーヒーなどのティンの他、ビンテージのテディベアなど今までに集めた数は１００点以上にのぼる。自分はこうしたアンティークを集めるのが大好きだっ... 続きをみる

月に誓う

今日と明日は掃除のバイトが無いので気分的にリラックスして店のことに集中出来る。掃除がある日は５時前になるとソワソワして落ち着かない。殆どお客さんにも集中出来ない状況で、すでに掃除用の服に着替え出して工事の人が着る作業用の蛍光ベストを着て店でスタンバっていたらかみさんに怒鳴られた。 ２時間半しか給料... 続きをみる

健康が一番

最近はウーバーイーツで帰宅が遅くなり食生活がおろそかになっているのでここは是非気を付けたいところ。遅い時間に食事を取るのは何とか避けたい。今、自分の中で一番大切だと考えるのは一番に「健康」。特に今は掃除のような体力勝負の仕事が待っている。健康であれさえすればこうした仕事でも何とか耐えられるだろう思... 続きをみる

心の支え

日曜日も朝から店を開けてお客さんの来店をずっと待っているが、今のところ一人の来店客も無い。通りに人も殆ど歩いておらず静かな閑散とした日曜の昼下がりだ。ラジオの音楽が店内に響く以外、街を歩く人の雑音も特に感じることも無く、ただ時間だけが流れているような気だるい無機質な午後が続いていく。 オープン当初... 続きをみる

卒業旅行

本来なら今は卒業旅行のシーズン、お客さんの多くが学生さんたちで２月は比較的暇な時期だがこの学生さんが来てくれることで何とか売り上げも保つことが出来た。一生に一度しかない卒業旅行もこのコロナで海外旅行は諦めざるを得なかった学生には本当に残念だったと思う。社会人になる前の最後の楽しみだったはずだが・・... 続きをみる

長くやってるとこんなこともある・・・

ちょうど２０年前に店の開店を記念してオーストラリアのマップに店の名前を刻んでデザインした特製オリジナルジッポのライターを作ったことがあった。その時に５０個のジッポを作ってみたのだが当時は全然売れなくて、その後は３００ドル以上商品を買ったお客さんにプレゼントしていた。 ごくたまに日本人のお客さんが物... 続きをみる

小売り業は天職

岡林信康の「山谷ブルース」の唄をを思い出した。それでも焼酎は煽らなかったけど。　清掃の仕事が始まった。大手運送会社のオフィスの掃除だ。昨日でまだ２日目だけどすでに気持ちはブルーになっている。この仕事、本当に続けられるだろうか？と。今日も早朝４時ごろから目が覚めてしまいそれから寝付けなかった。 慣れ... 続きをみる

長すぎた春

いよいよオーストラリアにも待望のワクチンが届く予定だ。予定通りであれば今週中にもワクチンが到着することになっている。第一弾として入荷するのが８万用量で健康弱者や優先グループを皮切りに随時ワクチンを接種して行くことになっている。順調に接種が進めば今年の後半には国民全てに行き届く予定だ。 ことが上手く... 続きをみる

今後のカンガルーの保護

昨年に起ったオーストラリア過去最大の森林火災によって何十億をいう動物が死滅したのは記憶に新しい。普段は水を飲まないコアラが火傷を負って水の入ったペットボトルを飲んでいる姿は痛ましかった。炎に包まれて行き場がなくなって死んだカンガルーの死骸の山が映された時は目を覆った人も多いと思う。 こんなオースト... 続きをみる

独り言

最近独り言が多くなった。自分でも無意識のうちに独り言を言っているのにハッと気付く。 浴室でシャワーを浴びている時に何かぶつぶつ言っていることが多いらしい。先日もシャワーを浴びながら独り言を言ってると、かみさんがスーッと後ろのガラス越しに立って自分の独り言を耳を立てて聞いていた。 いつも何を言ってい... 続きをみる

夜逃げ

今日オーストラリア人の友人が店を訪れて今後の行方について色々と語ってくれた。殆どの店が廃業に追い込まれて続けている店がほんの僅かという現状で、「この場所でやっている意味など何も無い、もう商品をパックして逃げろ！」と過激な忠告を頂いた。現に回りにはそこに踏み切った店も無い訳では無い。 この友人は決し... 続きをみる

一か八か

グレートバリアリーフの架け橋としてケアンズを代表する大手クルーズ船が１５０人の人員削減を発表した。ジョブキーパーが終了するのを見込んでの措置だろうと観光に従事する人にとっては他人事では無いニュースがケアンズに走った。この先ケアンズはどうなってしまうのだろうと不安な空気が漂う。 仕事が決まった、来週... 続きをみる

微かな光

昨日クィーンズランド政府との意見交換会が市内のホテルで催された。１００人位の経営者が参加してその中で６つのグループに別れて各々が意見を交換するディスカッション形式で行われた。ただ、この会議にアジア人は一人も参加していなかったので、本来ならケアンズで観光業に携わっているはずの多くのアジア人からの声が... 続きをみる

海岸通り

日曜日は市内の駐車スペースが殆ど無料になるので、敢えて 海が見えるエスプラネード（海岸通り）を通りながら店に行くことが多い。平日はそうはいかないが日曜日だけは唯一店の近くに車を止めることが出来るので、気分を変えてこのルートを通ることを選んでいる。幸運にも店の目の前のスペースが空いている時はそれだけ... 続きをみる

失いかけたもの

マリーバのバナナファームで働いていたワーキングホリデーの女の子たちが最後の買い物に訪れた。いつもファームからマリーバ特産の「レディ・フィンガーバナナ」を持って来てくれる陽気な女の子たちだ。来週早々にメルボルンに旅立つらしい。二人組の女の子たちでいつも仲が良いのだがひとりは車でメルボルンまで行くそう... 続きをみる

道の選択

大学一年の時に東海道線の車内で見たチラシがニュージーランドの田舎の風景だったが、その風景がずっと心に残った。何の宣伝だったかは記憶にないが、その風景の写真がいつか海外に住んでみたいと思った多分最初のきっかけになったような気がする。山の麓に広がる田園のような感じのチラシだった。いつか日本を出てみたい... 続きをみる

頑張るしかないか

この一週間というものケアンズの市街は昨年の４月、５月頃のロックダウンが行われた時のように静かで閑散とした殆ど誰も歩いていないと言う表現がぴったり当てはまる程厳しい状況が続いている。１６万８０００人いるケアンズの人たちは一体どこにいるのだか？と思いたくなる。 夜の掃除の仕事に応募してみた。店が終わっ... 続きをみる

答えが見えない

昨日は残念ながら売り上げは０だったが、今日は何人かのうちを気にかけてくれている地元のお客さんが来てくれて少しだけ売り上げがある。みんな自分の店が好きだからと言ってくれる。もう、これで十分だ。この店をやった甲斐がある。既にこの店に先が無いことは見えて来た。後はどうやって最後を締めくくるか、もうそれだ... 続きをみる

神様からの試練

神様は自分たちに試練を届けた、「この困難に打ち勝ってみろと」。今朝は３時ぐらいから目が覚めてしまいその後はもう眠りに就くことはなかった。昨日の家主からのメールでぐっすりと深い眠りに入ることが出来なった。いつかは来るだろうなと思っていたが、それが今月とは．．． 遂に今月から家賃を全額支払うことになっ... 続きをみる