先週の日曜日に始まったロックダウンから１週間が過ぎた今も尚、ケアンズの街は人通りが少なく閑散とした日が続いている。ロックダウンが始まった日曜日は午後から急に人が街から姿を消して、通行する車も殆ど無くなり、まさにゴーストタウンのような感じに変わり「これがロックダウンか」と思った。

せっかくの休日になったのだからこの期間は有意義の使おうと思っても生憎の雨模様でやっぱり店に来てしまう。暗い店内で掃除をしたりモップをかけたりして一日の大半が潰れてしまった。夕方からはいつものように掃除の仕事に出かけてロックダウンの初日は掃除三昧の一日になってしまった。

晴れ渡った次の日は家族総出で芝刈りなど庭の手入れをしてボウボウだった庭がスッキリした。柴犬のハチも久々に家族がみんな揃っているので何だか嬉しそうだった。その日は掃除の仕事もなかったのでハチを連れていつもより長い散歩に出かけた。マスクをしているのが気になったが久しぶりの夕方の散歩で重圧から解放された気分になった。

ロックダウンは解除されたが今月の２２日まで外出中はマスクを着用しなければならない。そうしたことが影響しているのか分からないが今も人通りは非常に少なく厳しい状況が続いている。今は従業員も誰もいないので今回は政府からの援助も受けることが出来ず、自分たちはただ真っ暗な海をオールも無く彷徨っているようで今は先が全く見えない。