変わる仕事環境とケアンズの今後

ロックダウンの影響は今も続いていて、市内の人通りは疎らで売上を作る状況には依然程遠い。そうした中、ブリスベン周辺地域はコロナウイルス症例の減少で規制緩和が早められて、今日にも解除が行われる予定となった。ケアンズでもマスクの着用は不要となり煩わしい思いはひとまず無くなりそうだ。


この期間中も唯一マスクだけは売れて在庫が無くなってしまい、急きょマスクの追加を委託で作って貰っている方に頼んで店まで持って来てもらった。そして彼女とかみさんが新しい商品のことで話している間 、自分は彼女の旦那さんと会話しながら、今後のケアンズの展望について彼が思ったことを聞いていた。


外国人の旅行者に多くを依存していた観光業が無くなり、これから今のビジネスをあまり物欲の無いケアンズのローカル客に依存するのは極めて難しい。ただ、これからIT関連に従事する人たちなどがオンラインでの仕事が増える中、今まで都会に暮らしていた人が今後は緑が多くて住みやすいケアンズ移住してくるのではないかという。


曰く、「都会に住んでいた人たちなのでそういう人が増えればケアンズの物販の需要も少し変わるかもしれないね」と話してくれた。そんな話は日本でもニュースで見たことがあった。今後さらにネット社会が進めばもしかしたらケアンズの様な田舎町が近い将来、移住先の人気スポットに当てられるかもしれない。