新しい旅のスタイル

セブ島の外国人観光客の受け入れ対策は今後いろんな国が受け入れを検討して行く上での良い参考になると思う。セブ島はジンベイザメに触れられるという観光客が行きたくなるようなグッとくる魅力があるので、日程や予算に余裕があって海外旅行に行きたくってうずうずしている人ならトライしてみたいだろうなと思った。


ただ、コロナ対策はやはり厳しいものがあるなぁと思う。まず入国の際に当然ながらPCR検査を受けなければならないが、この検査費用は実費でしかも日本円で1万円位かかるらしい。さらに2日の検疫期間を得て初めて入国が認められる。もし陽性ならその場でお帰り下さいとなるジェットコースターの様なツアーだ。昔、バラエティー番組でこんなのがあったけど、いきなり天国から地獄に落ちる様で別な意味で熱が出そう。


でも晴れて陰性ならお待ちかねのジンベイちゃんにご対面が出来て喜びもひとしお、セブ島の旅を満喫出来るチャンスだ。まぁ、これはたぶんかなり限られた人のツアーだと思うので一般受けはしないだろうし、現時点では長期ビザが必要みたい。ただ、コロナ対策を取りながらも少しずつ内容が簡略化されれば、これはこれでおおいに参考になると思うし、今後の指針に繋がる一石を投じた新たな旅のスタイルだと思う。


25年も前のことだが西オーストラリアのシャークベイにあるモンキーマイアというビーチに遊びに行った時に野生のバンドイルカがビーチぎわまで寄ってきて好物のイワシをおねだりするのだが、横向きになりらがら目をとろんとさせて「イワシお願い!」と言わんばかりに待っている姿は何とも言えなかったのを憶えている。セブ島の海外旅行者の受け入れは是非成功してほしい。