６月から予約していたかみさんの新しい車が遂に届いた。トヨタ・ヤリスクロスのハイブリッド、シルバーがどうしても欲しくてこの色のために半年近く待った。ケアンズのディーラーではコロナ禍の影響もあって現在新車の在庫状況が殆どのところで乏しく、こうした人気車種は長らく待たなければならない。

かみさんの乗っていた前の車はマツダのCX-5のディーゼル車。オーストラリアは日本と違ってディーゼルのオイル価格がとんでもなく高い。今、ケアンズでは巷のディーゼルの平均価格が１リッターでA$２．３５ぐらい。かみさんの前の車は市内走行で燃費がリッターで１０キロも届かなかったのでこれはかなり浪費だったと思う。

この車を買うに当たっては、かみさんがいざという時のために残しておいた最後の蓄えを使うことに。前の車は乗っていてもいつ止まるか分からない車だったしもう限界だった。本当は手を付けたくなかったお金だったけど背に腹は代えられなかった。それにとにかくガソリン代もすごかったし。

知り合いの伝手で少し値引きして貰えることから、今回はケアンズから１時間半離れた内陸の町アサートンのトヨタのディーラーまでわざわざ出向いてそこで新車を購入した。担当してくれたのがここのオーナーの息子さんで、整備点検の内容や車の説明など実に事細かく親切に対応してくれた。

前の車はもう結構ガタが来ていたんだけど、下取りの金額も思った以上に高額で取ってくれた。なのに向こうの人はその車、何にもチェックしなくて、だから自分たちは粗が見えないうちに逃げるようにここを後にして来た。最後にこの新しい車で１週間前に亡くなった飼い犬のハチを乗せて大好きだったヨーキーズのビーチに是非連れて行ってあげたかった。