幸せとは?

「好きなことを仕事にしている」当たり前のようで実はこれって幸せなことではないだろうか? というのもこのコロナ渦の影響で好きだった仕事も諦めざるを得ない人がたくさんいるのでは? 自分の回りにもこうした知り合いが多いからだ。今だから思えるのは「この仕事が好きだからやっている」と思える としたら、それは素晴らしいことであると思う。


ケアンズの自分の友人や知り合いの多くが新しい仕事に就きだした。ウーバーイーツの配達やエイジド・ケアーでお年寄りの介護、内陸の鉱山に出向いてドライバーに就いた人もいる。それぞれが新しい道を歩み出した。そして中にはこの新鮮で今までに無い体験に充実感を得ている人もいる。


しかしながら全ての人がそうでは無い。生活のために仕方なくその仕事を選んだ人も少なからずいる。職業を決して否定する訳では無い、ただ今までその仕事が好きでそこに打ち込んで来た人にとっては大きな決断ではなかっただろうか?「家族のため、そして生きるため」に自分の中で葛藤があったのではないだろうか。


或る友人が自分に言ったのは、「ツアーガイドとして今まで旅行で来た子供たちからたくさんの元気を貰うことで自分はこの仕事を選んで本当に良かったと思える」と、誇らしげに語ってくれたこと、その彼も今は帰路に立たされている。自分に至ってもこの好きな仕事をいつまで続けられるかそれは分からない。人生という道に正しい答えは無いと思うが 、もし好きな事をずっと続けられたら、それはとっても幸せなことではないだろうか。