60の顔

鏡に映る自分の顔を見ると確かに60歳の顔をしている。自分は今年還暦を迎えて遂に60代に突入した。目尻が下がって皺が目立って来たのが老いた顔を物語っている。ほうれい線が一際目立つようになったのも老いた証拠。一番気になるのは首が弛んで二重顎になったことかも。


鏡に映った顔を見てまず最初にチェックするのが伸びた白髪の眉毛。眉毛自体も何だか長くなって来ているけど、上向きにピンと張った白髪が長くなるとどうしても気になり、その都度いつもハサミでチョキン・チョキンと切ってお手入れをしている。白髪眉毛はどうしても爺さんに見えるから。


眉毛だけでは無い。鼻毛も白くなって来た。運転中に車のバックミラーに写る徐に伸びた白い鼻毛を見ると例え運転をしていてもその鼻毛がどうしても抜きたくなって、とことん指を鼻に突っ込んでその白く伸びて目立つ鼻毛をつまみ出す。再びバックミラーで鼻毛を確認して無くなっていると爽快になるのは自分だけの秘密だ。


そもそもこんなことを書くこと自体が年を取った証拠なのだろうか? でも、顔にだんだんハリが無くなって爺の顔に変わりつつあるのは、いくら年とは言えやっぱり落ち込んでしまうこと。ただ、幸いなことに腹はまだ出ていない。多少ぷっくりして来た感もあるけど、そこはまだ顔と違ってTシャツが程よく似合っている。