今日、日本の旅行雑誌が届けられた。「ARUCO」という女子旅向けのコンパクトにまとまった雑誌だ。この雑誌「最新２０２１－２２」版向けに出版された 雑誌で、勿論これからオーストラリアに旅行に来る人のための新しい内容の雑誌だが、ずいぶん思い切った発刊だと思った。もしかしたらこの雑誌、コロナが続いて無駄になってしまうかもしれないからだ。

編集と撮影の男女二人組が隔年でケアンズに取材に来てくれて、有難いことにその都度うちの店の商品を取り挙げてくれる。コロナ渦前に取材に来てくれた時の商品が、今回の雑誌に満載されていた。もう無くなってしまった商品も載ってたが、本来ならこの年末年始で活躍出来た記事だと思うと残念でならない。

こうしてこの雑誌を見ていると日本人の旅行者をすぐ身近に感じることが出来る一方で、今まで普通に旅の情報として出ていた内容が過ぎ去った追憶ように、たった10か月ぐらいの間だけど今はこんなにも薄れてしまったものかと旅行者が訪れていたあの頃が遠い昔のように感じられる。

恐らくこの雑誌が日本の旅行者に役立つころには、奇跡でも起こらない限り自分の店はもう無いだろうと思うと、せっかく取材をして頂いたのに残念でならない。編集の方の「これを乗り越えて、また笑顔でお会いしましょう！」といういっしょに添えてあったメッセージが心に残る。