癒されたり、励まされたり...

朝、起きると久しぶりの太陽の日が届く。サイクロンの影響からかここ数日は土砂降りの雨が続いたケアンズだが、午後になると束の間の日差しも無くなり、また本降りの雨になってしまった。店の前を歩く人達も早歩きで雨に打たれるのを避ける人もあれば、全く動じない様子で歩いている人もいる。こうしている間にも落雷の音が市内に轟く。


今朝は少し早く起きて植物の鉢の植え替えをしていたところ、ガレージの中まで七面鳥のタッキーが番いで入って来ていた。かみさんが「来て,来てっ」と呼ぶのでガレージを見ると2匹が頭を上下に動かしながら怖がる素振りも無くぴょこぴょこと中を歩き回っていた。この七面鳥は食パンに目がない。でも目ではなくいつも耳をあげている。心が癒される時間だ。


ロサンジェルス時代の友人から携帯が鳴った。新年の挨拶も含めてちょうど1年ぶりの会話になった。その友人は日本人だが中学生のころから親の仕事の関係でずっとアメリカに暮らしている。以前勤めていたロサンジェルスの店に彼が商品を卸していたことから知り合い、今も連絡を取り合っている間柄で長い付き合いになっている。


その友人も今は定年を迎えロサンジェルスで余生をのんびり過ごしている。うちのお店のことは度々気にかけてくれていて、その都度メールで自分を励ましてくれていた。今日は久々に直接の会話だったので積もり積もった話も続き、電話越しだったがお互いの近況を報告し合いながら話も弾んだ。「今は試練が続くけど必ず先は見えてくる」と激励を貰い、お互いの行く末を誓いあった。