店の行く末が...

マンゴーファームの仕事も終わり特にあまり活躍は出来なかったが良い経験になった。今年のケアンズは雨が多いのでマンゴーピッキングの仕事も例年に比べて無かったそうだ。それと並行して大手スーパーマーケットで分散したトローリー(ウイールの付いた買い物ワゴン)を集めたり、トイレなどフロアーの掃除をする仕事に応募してみたが、これも残念ながら声はかからなかった。


この手の仕事でも相当な人達が応募したようで、今のケアンズでは仕事を探すにも求人が少ないので見つけるのは簡単ではないようだ。トローリーを集める仕事も是非頑張ろうと心に決めていたので実はショックだった。また機会があればこうした仕事にも前向きにチャレンジしたいと思う。


しかし、人生とは分からないものだとつくずく思う。意外にここまで順風満帆に来ていたので、今回こんな苦境に立たされてよく分かった、今までが出来すぎだったという事が。それでも自分は毎日休まずにこの仕事を続けていたので、普通の人よりは頑張っているつもりだと思っていた。でも、よく考えたら今の自分には何の取り柄も無いことに今更ながらよーく気付いた。


だからいざ仕事を探そうとしても仕事を選べないこともよくわかったし、そんな身分でもないことも痛感した。もちろん、今のこの仕事は一番好きだし本来ならこれからもこの仕事一本で頑張りたい。ただ、今置かれたこの現実を直視しながらも、この愛着ある店をこれからも何とか守って行きたい。