日本行き、断念

東京、自由が丘にある建築会社にインターンとして一年間勤務する予定だった息子だが、残念ながら今回見送ることになった。大学院に行く前に実際に建築会社で働て実務を経験する予定だったが今の日本の状況を考えて、今回は断念するに至った。日本行きをすごく楽しみにしていた息子だったので何とも言いような無い。


自分は行ってもいいんじゃないかと諭したが、インターンとしてなので生活費等日本で暮らすための準備が必要になる。幸い自分の自宅から通勤が出来る距離だったので、何とかやっていけるかと思っていたが、息子は自分の父に感染させてしまう恐れがあると、さらに厳しくなっている日本の状況を考慮して今回は涙を呑んだ。


実は父は息子と一緒に暮らす事を楽しみにしていた。「お金のことは何も心配いらないから大丈夫だ。」と孫としばらく暮らすために今使ってない部屋を修繕する予定だったらしい。ただ、息子は「万一自分がおじいちゃんに移してしまったら後悔仕切れない」と考え、かみさんもそのことに対して強く懸念して諦めたのだ。


貴重な経験を積むことが出来たかもしれなかった今回の件は非常に残念だったが、これで気持ちが切り替わった息子は今後、3月から又シドニーに戻ってさらに上の大学院を目指すことになった。だから自分たちもこれから息子のために何とかお金を稼がなくてはならなくなった。とにかくここが頑張りどころだ。