気になる誕生日

今日、3月4日はかみさんのお父さんとお母さんの誕生日で偶然にも二人は同じ誕生日に生まれた。お父さんは84歳に、お母さんの方は82歳になり二人とも元気で過ごしているので何より良かった。お父さんは携帯電話に映る自分の姿を見ながら、「俺の方がまだ毛があるぞ」と自分のスキンヘッドの頭と比べて笑っていた。


今は家の庭に畑を作ってレンコンやトマトなど野菜を育てているそうで、それが生きがいになっているように感じた。その話をしている時は本当に楽しそうで色んなことを話してくれた。ただ、お母さんの方は最近ちょっと調子が良くないようで、かみさんも弱気になっている母親をいつも気にかけている。お母さんもずっとかみさんと会えないでいることが辛いらしい。


そのかみさんだが明日の晩に日本領事館が主催する天皇陛下の誕生日の祝宴に出席することに躊躇している。自分たちには場違いのところで、そこに着て行く服も無いと言う。自分も服何か別に気にしなくてもいいと言ったが男と女は違うと言う。今も出席するかどうか決めかねていて、どうしたもんかと困っている。


かみさんが友達から聞いた話では、皆さん女の方は着物で出席するそうでそれを聞いて行くのが嫌になったらしく自分だけみじめな思いをしたくないと友達に話したそうだ。自分たちが招待されるのは今回が初めてで、最後にかみさんに何かこうしたきらびやかな場を設けてあげたかった。自分も是非、明日のこの祝宴には二人で揃って出たいと思っている。