神の一手

昨日、弁護士と会って今後の家賃交渉について何か良い解決策が無いか聞いて見た。今までもうちを預かる会計の方から一度弁護士に相談してみてはどうか?とアドバイスは貰っていたのだが費用の面からも依頼することに二の足を踏んでいた。しかし、思い切って弁護士に聞いて見ることにした。


この弁護士さんは以前、家賃契約時に担当してもらった方で、もう5年も前になるが自分たちのことはよく憶えていてくれて、今の自分たちの置かれた状況もよく把握していた。特に日本人の旅行者がいない今、売上を作ることがどれだけ困難なことか理解してくれていて心強い。ただ、やはりこれ以上の家賃の減額は難しいだろうと前もって指摘された。


その中で家主が納得するいくつかのオプションを出してもらい、それでやって見ることになった。その中のひとつがリースが切れる10月以降からの月ごとでの契約延長を条件に、今の家賃をすこし減額してもらうというものだが、果たして家主はこれに応じるだろうか? 自分たちにとってはリスクは回避できるがこの内容はたぶん難しいと思う。


他のオプションも加えて最後はもう払えるだけ払ってすぐに出ていくというものだが、これらがすべて却下された場合の最悪のシナリオが今持っている不動産など自分たちの持っている財産で精算しなければならない。最後に残された弁護士という神の一手で果たしてこの状況を好転させることが出来るか何処に試練は続く。