さらに厳しい

10年間働いてくれた従業員も今日が最後の出勤となった。ジョブキーパーの終了に伴い解雇に至った。最後は寂しい終わり方になってしまって本当に申し訳なかったと思う。「今後もし日本人のお客さんが戻って来て、その時にまだうちの店が存続していたら絶対にまた声をかけるね」と笑って伝えた。


とうとう自分とかみさんだけになってしまった。一番多かったときには15~16人の従業員がいた時もあったが今は見る影もない。もう一人でやるのは慣れているけど従業員がいるとやっぱり心強い。彼女が朝出る時は自分が少し遅く出勤出来たので、そこで午前中の時間を有効の使えたがこれからはどうしよう?


月を追うごとに厳しくなる状況の中でさらに5月から政府から借り入れたローンを毎月返済して行かなければならない。政府からの援助も無くなり家賃が通常に戻ってさらにこの借り入れたローンが始まろうとしている。一体この先どうすればよいのか、どうやったら生き延びて行けるのかもう分からない。


来週末から始まるイースターホリデーに一縷の望みを託す、この週からスクールホリデーも始まるので暫らくは州外からの旅行者に期待するしかない。とりあえずケアンズの特産品やご当地土産を少し揃えてみた。聞いた情報ではこのホリデーに多くの旅行者がケアンズを訪れるらしい。ただもし、ここで再びロックダウンが起こったらもう「バンザイ」かも。