慣れない習慣

マスクが時の商品に変わった。今、ケアンズのレストランやパブはマスクを着用していないと入ることが出来ない。夕方になると挙ってマスクを目指してお客さんが買いに来る。これを作っている人も昨日は夜中の12時までこのマスクを縫っていたそうだ。作っても作ってもすぐ売り切れてしまう。


手作りなので大量には作れない。それでもできる限りのマスクを朝早くにお店に持って来てくれた彼女には本当に感謝したい。加えて今日はイースターの休日でスーパーなど殆どのお店が閉まっている。街中で買えない事情もあってか入口の「マスクあります」というサインを見てうちの店に入ってくるのだ。 


友人がアボリジニーがパブに入る時はマスクを一人ずつ使いまわしてその場だけ着けて入る、入った後はまた違う仲間にマスクを渡して中ではマスク何かしていないと言っていた。まぁ、彼らにとってマスクは今まで無縁のもの、たぶん初めて使うものなんだろう。マスクをしているアボリジニーはちょっと想像が出来ない。


しかし、これが期待したイースタホリデーの現実なのだろうか? マスクがたまたまこの事態で売れているが、もしそうでなかったら何も売れてないかもしれない。そしてアボリジニ―もしかりだけどケアンズの人たちにとってマスクを付けるというこの慣れない習慣はやっぱり心地良くはないんだろうな。