物忘れ

最近何だか物忘れが多くなった気がする。一昨日にかみさんから念を押された銀行の振込を忘れてしまい、さらに昨日も絶対忘れるなと言われて「大丈夫」と返事したのも束の間で朝から店に行ったら真っ先にやろうと思いながらまた忘れてしまった。自分でも「ちょっとヤバいかな」と遂に恍惚になったかと心配になる。先日もガレージのシャッターを開けっぱなしにして家を出てしまい閉め忘れてかみさんに怒られてしまった。以後シャッター閉めたかなと気になって戻って確かめることがしょっちゅうある。


些細なことでも最近は記憶が飛んで、店を出た後に「あれ?店のエアコン消したかな?」とすでに家の近くまで来ていても心配になってわざわざ店に戻ってみたり、「あれ?電気消したかな?」と以前だったら「まぁ、いいか」と気にしなかったのもコロナ禍後は電気代もせこくなっていちいち確かめに戻って「やっぱり消してある」何てことが多くなった。年なのか無意識に消していて後になっても思い出せないことが多々あるようになってしまった。


最近、一番感じるのが人の名前を忘れてしまったり、普段使っている言葉が急に思い出せなくなったりすることで、馴染みの人が来ても名前が思い出せなくて相手は自分の名前を言っているのに今更『お名前は何でしたっけ?」なんて聞けないし、最後までへらへら笑いながら思いだせないのをごまかしたりして、他にもテレビを見ていて「この人何て言ったっけ?」何ていうのもしばしばあるし、また言葉が思い出せなくて性格上気になって眠れない時もけっこうある。


鏡に映る自分を見ても眉毛の白髪が目立って来たり、まぶたが以前に比べて腫れて下がっていたり、さらに気が付けば喉元の弛みが目立って来て何か二重顎に見えるのがけっこうショックでストレスかなとこのコロナと全然関係ないけどそこを何かコロナのせいにして敢えて自分を納得させたりしている。作家の五木寛之さんのようにカッコよく年を取りたいなんて思うけど成れるわけない。