よく言ってくれました。コーツさん。

IOC組織委員のコーツ調整委員長が2021年に開催される東京オリンピックはコロナウイルスがあろうが無かろうが開催すると明言、この言葉にはかなり勇気ずけられた。たぶんこれは選手やメディア関係者だけでなく一般の外国人旅行者も受け入れるという意味なのだろうか? 日本は今後最大級のコロナ対策の施行を世界にアピールすることになったと思う。


このコーツさんという人は麻雀とは無関係で、オーストラリア人の弁護士をやられている傍ら、現在オーストラリア・オリンピック委員会の会長を務めている方で自身もボート競技の経験者というアスリートでもある人だ。この人がこうした発言をするというのは、近い将来にオーストラリアも国境の封鎖を開放する動きが進むんじゃないかと勝手に想像してしまう。


今もオーストラリアはニュージーランドと同じく国境の再開には否定的な立場に変わり無く、あくまで年内中の州の再開を先に目指している。政府要職の大臣も国境の再開は世界的にワクチンが普及した後になるとこの姿勢をなかなか崩さない。コーツさん自身も東京五輪はワクチン次第だと以前おっしゃっていたが、だからこそ今回のコーツさんのこの発言はそう遠くないところで何かが示されるのではないかと期待が持ててしまう言葉に感じ取れる。


オーストラリアは来年の3月いっぱいを持って政府からの給与の援助が打ち切られる予定なので、この辺が政府の何かを示すタイミングになるんじゃないかとこれまた勝手に想像する。観光業はもうこの辺が持ちこたえられる限界だと思う。これはケアンズだけじゃなくて世界中がそうだと思うので、今回のコーツさんの発言は今後の海外移動が段階的に進む一つの判断としての発言になるように願いたい。