難しい判断

オーストラリアでも数人のワクチン接種者に血栓の症状が報告がされ、現在イギリスが製造しているアストラゼネカ社のワクチンに対して50歳以下の人にはファイザー社のワクチンが推奨されることになった。これにより12月末を1回目の接種完了として目指していた政府の計画は大幅に遅れる見通しとなった。


日本でもワクチン接種は思うように進んでいないと思うが、我々は一体いつまでこの期間を耐え忍んで待てばよいのだろうか?と未だ先がはっきり見えて来ないこの現状に対して、最早いら立ちを通り越して笑ってしまう。オーストラリア政府は実に2024年を国境再開として掲げているがそれではケアンズの観光は全て無くなってしまうだろう。


政府は現在シンガポールに続いて台湾や南太平洋諸国の島々など感染者のいない比較的安全な国に対してもトランスバブル(安全旅行圏)による隔離なしで渡航が出来るよう上記の国々に対してその働きかけを行っている。既にニュージーランドとはその範囲内で渡航が再開されたが、残念ながら日本との再開は全く見通しが立っていない。


ワクチン接種を国民に対して終わらせるのが今後の再開に向けてのカギになることは間違いないと思うが、間じかに迫った東京オリンピックを安全に終わらせることが出来れば次に新たなステップが見えて来るかも知れない。経済を回しながら感染を抑え込まなければならない日本の今後のかじ取りに自分たちも賭けている。