父の日のプレゼント

今日も朝から青空が広がる澄みきった素晴らしい天気になった。昨日から引き続いた晴天により朝はグッと冷え込んで今年一番の寒さとなった。プールでも今日は寒いのでリハビリの人向けの温水プールに入ってみたが、利用している皆さんは殆どが高齢者で歩行訓練などをしている。フィンを付けてガンガン泳いでいるのはちょっと違うかなと思って普通のプールに移動した。


さて今日、6月20日は父の日、因みにオーストラリアの父の日は日本と違って今年は9日5日になる。早速、朝、父親に電話をしてみた。いつも電話が置いてある棚のすぐ横に座っている父親は電話をかけるとすぐに出る。いつもこうして電話にすぐ出ると安心する。出ない時はやはり不安が過ってしまう。父は来月の7月で86歳になる。


電話口では元気そうだった。今年は何も父の日のプレゼントが無いと言ったら「そんなのいらない」とつっけんどんに返して来た。暑さのせいか庭の雑草がボウボウに伸びているけど取る気になれないと言っていた。金魚がいる池も掃除をしていないと何かやる気にならないようで会話の中で落ち込んでいた。


「早く日本に帰って来て庭の雑草を取ってくれよ」と冗談ぽく笑っていた。「来月に入ったら妹も遊びに来る」と言って妹が実家に戻るのを楽しみにしていた。今の父親にはどんな高価なプレゼントよりも家族のぬくもりが一番なのだろう。今は父親のためにも、とにかく早く日本に帰ってあげたいのだが。。。