棚卸しの時期

南半球では今日は冬至、一年で一番昼の時間が短い日に当たる。今日のケアンズの日の入りは5時52分、ここから南半球は少しずつ日が長くなって夏に向かって行く。ケアンズの緯度は南緯16度、沖縄が北緯26度で冬至の時刻がだいだい5時45分ごろなので沖縄より日の入りが少し長い。


ちょうどこの冬至の時期になるころ、オーストラリアの小売店などでは棚卸しが一斉に始まる。オーストラリアの決算期は6月で一年の総仕上げがちょうどこの時期に当たる。うちの店もあさっての水曜日に棚卸しをしようと思っている。今年は従業員が誰もいなくなってしまったのでかみさんと自分の二人だけでやるつもりだ。


商品のストックも去年に比べてだいぶ無くなったと思う。コロナで国境が封鎖されて以来、殆ど商品をオーダーしていない。今までコンスタントにオーダーをかけて来たのはプラントとドライマンゴーぐらい。後はローカル向けに挑戦してみたアフリカのガーナで作っているボルガバスケットというマーケットで使う籠ぐらいだ。


去年の棚卸しの時はまだコロナの影響があった時でマスクを持ち歩いていたのを覚えている。あれからもう1年が過ぎたのかと思うと時の経つのが早いことにあらためて驚いてしまう。この1年殆ど家と店を行き来しただけで終わってしまい最初の頃にマーケットに行ったぐらいで特に思い出が無い。このコロナ禍で過ごした時間は本当に月日が流れるのが早く感じた一年だったと思う。