流行りを作る

昨日、友人が店を訪れていくつかの興味深い話しをしてくれた。キャラバンパークで働いている彼女曰く、ケアンズは今、乾季で季節も良いのでキャラバンパ―クは先もずっと予約がいっぱいですごく忙しい。海外に行けないこともあって国内でキャンプを楽しむ人が増えているらしく、そうした状況もあってかキャラバンカーも売れているそうだ。


レストランで働く友人もローカル向けのレストランは週末だけでなく平日でも混んでいる。働いている従業員は皆、フロアーも厨房もてんてこ舞いで忙しいと語っていた。「ケアンズの人は皆な使う所が無いから実はお金持ってんだよね~」と気前の良いことを言うのだが、そうした恩恵はうちには微塵も感じられないと言って返した。


「やっぱりレジャーや飲食には惜しみなくお金を使うんだよね。うちも日本の有名な地酒でも揃えたお洒落なバーにでもしたら大繁盛なんだろうけどね」なんて冗談で言ったら「やっちゃえばいいじゃない」と言う。やっちゃえばいいじゃないって戦後の闇市じゃぁないし、そんな簡単に出来るものでもない、それにそんなお金もないし「無理だよ」と言った。


他の友人も「やっぱりカフェなんだよね」と力を込めて語っていた。自分もカフェなら今すぐにでもやりたいと思う。まぁ、ただ、とどのつまりが何をやるにしても今は持ち金が無いという事に尽きる。 かみさんのアイディアで日本から茶香炉を取ってみることにした。今、出来ることは限られた運転資金の中でローカルの求めているものをいかに創作しながら探していくか、小売りだってきっと流行るものが何かあるはず。