年内の再開に望み

カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは国際線の再開について、年内までに一部の地域の国際線が再開される可能性があるとの考えを示した。その計画では英国、アメリカ、一部のアジア諸国などワクチン接種が高く比較的リスクの少ない国が含まれるとされ、国際線が再開された場合には優先的に再開する意向を示唆した。


このアジアの国については日本も含まれている模様で、今後、日本でもワクチン接種が順調に進んで行けば、もしかしたら来年の早い段階で再開する可能性があるのかもしれない。ただ、国境再開には悪まで連邦政府の判断に委ねられることに変わりはなく、今後の国際状況を見ながらその決定が待たれることになる。


また、ジェットスター航空でも国際線再開に向けた準備として、現在の成田~ケアンズ線のボーイング787-8の機体から飛行距離6000キロのキャパに合ったエアバス321クラスの中長距離向けの機体クラスに変えて、今後は座席数を減らして運航しながらケアンズ線を引き続き継続して行く予定らしい。


上記カンタス航空の発表は国際線再開に向けて希望が持てるメッセージとなったが、実際の再開に向けてはワクチン接種率が80%に達することがひとつの目安となる。先日の「今後、ウイルスとの共存は避けられない」と言ったモリソン首相の発言は国境再開に向けた追い風になるのか今後に期待したい。