東京大会 閉幕

東京オリンピック・パラリンピックが閉幕した。コロナ禍での異例ずくめの大会となったが、オリンピックでは多様性を、パラリンピックでは共生をテーマに歴史に残る素晴らしい大会になったのではないだろうか。今回のオリンピックは日本だからこそ成し遂げられた秀逸した大会だったと誇りに感じる。


個人的には開会式のセレモニーで聖火リレーを熟した長嶋さんと王さんが印象に残った。クラッシック曲の「ボレロ」が流れる中、聖火ランナーたちの神聖な表像が上手くセレモニーに調和して、暫らくこの音楽と情景の余韻に浸っていた。戦後の日本のスポーツ復興に多大な影響を与えた二人がこの舞台で聖火役に努めたことは素晴らしいことだと思う。


こうして生きている間に2度も東京でオリンピックが開催されたことは自分にとっても感慨深い。前回、1964年の東京大会はまだ2歳だったので全く記憶に無いけど、このオリンピックにより東海道新幹線の開業や首都高速道路などのインフラ整備で、日本の高度経済成長は 一気に加速したことは後の学校教育で記憶に植え付けられた。


次は札幌での冬季オリンピックの誘致を目指しているということだが、果たしてどうなるだりうか? そしていつかまた東京でオリンピックが開催される日が来るのかもしれない。勿論、自分はその時にはもうこの世にいないだろうけど。今大会については莫大な赤字など課題も色々残ってしまったけど、この実績と成果を是非、次のパリに向けて繋げて欲しい。