まさかこの国で。。。

夜、床に就こうとして携帯を見ると久しぶりに妹からメールが入っていた。メルボルンの地震でケアンズは大丈夫だったかという内容で、ケアンズは全く問題ないとすぐに返した。実はこの地震のことは夕方に日本の友人から掛かって来た電話で初めて知ったぐらいで、それまで全く気付かなかった。


昨日の朝9時15分ごろ、メルボルンから北東に130キロ離れたマンスフィールドという町で地震があった。震源地はマンスフィールド東南のアルパイン国立公園で震源の深さは10キロと推定され、地震を表す規模はマグニチュード5.9だった。オーストラリア東部の地震として記録が残されているヨーロッパ人が入植を始めた1788年以降最大の地震だったらしい。


オーストラリアは5億年前に南半球を覆ったゴンドワナ大陸から分離して形成された大陸で、オーストラリアプレートの境界からも遠いため比較的安定した地盤が築かれている。最近のオーストラリアの地震では1989年にニューサウスウエルズ州のニューカッスルでマグニチュード5.6の地震があるが、これは200年続いた石炭の採掘による地下水の枯渇が原因で地殻の応力の変化が生じて起きた地震とも言われていた。


オーストラリアは地震が無い国だと思っていたので昨日のメルボルンの地震は驚いた。地元のオージー達も当然地震には慣れていないと思うので、突然襲った昨日の地震には、さぞびっくりしたのではないだろうか。幸いにも建物の被害あったものの負傷者はいなかったそうで何より良かった。ほんとロックダウン最中の地震だけに心中穏やかでは無かったと思う。