ウィリーウィリー

大型で非常に強い勢力の台風16号の接近に伴って伊豆諸島や南関東はこれから大荒れの模様になる見込み。自分の実家がある藤沢も暴風域に入るようで、朝一番で父親に連絡をして家からなるべく出ないように促がした。すでに今日入っていた歯医者の予約はキャンセルしたそう。とにかく家が古いので屋根が素っ飛ばないかそれが心配だ。


オセアニアでは台風のことをサイクロンと呼んでいる。サイクロンとは一般的に低気圧を指す用語なので台風でも低気圧でもすべてサイクロンだ。熱帯地方に発生する種類のサイクロンをトロピカル・サイクロン(熱帯性低気圧)と言って発生する場所に関係なく、この構造を持つサイクロンはすべてトロピカル・サイクロンと呼んでいる。


国によって風力のカテゴリーが分けられ例えば日本では風力8以上(秒速17.2メートル)で台風になる。オーストラリアではこのトロピカル・サイクロンのことをしばしば先住民の言葉で「ウィリーウィリー」と呼んできた。これは砂漠地帯を襲う砂嵐の意で台風の性質とは違うのだが、アボリジニーが塵の悪魔に例えて恐れたことから台風がそのように呼ばれたそう。


オーストラリアには「ウィリー・ウエザー」という天気予報のサイトがあって、国内15000の箇所から天気予報のレポートを発信している。今日のケアンズ ウィリーウエザーの予報では今後もしばらく良い天気が続きそう。雨が降りそうな怪しい時に掃除の仕事がある日には、これを見て降るかどうかチェックしてから仕事に向かう。