国境規制緩和

ちょっと嬉しいニュースが入って来た。昨日、スコット・モリソン連邦首相が国境規制緩和を発表して、11月から海外渡航を再開する旨を国民に伝えた。政府の計画に拠ればワクチン接種80%の目標が達成されれば海外渡航が再開されることになっている。モリソン首相は11月より接種率80%を達成した州から海外渡航を開始する。N.S.W州から始められることになると発表した。


やっと鎖国から解放される。 長かった。実に長かった。まさかこんなことで1年半も待たされるとは夢にも思わなかった。これでとりあえず日本に帰国することができる。海外に取り残されたオーストラリア人も入国に当たって人数の制限なく帰国できるらしい。ワクチンを2度接種していれば隔離期間も7日間で自宅待機で済むということだ。


自分たちはこれまで特別な理由がない限りオーストラリアから出国することが出来なかった。この間帰国できずに親の最期も看取れないまま涙に暮れた知人たちも見て来た。まさに鎖国、思い起こせば去年の3月から江戸時代のキリシタン弾圧の如く渡航を禁圧されてきた。今ようやくその扉が開こうとしている。


ただ、クィーンズランド州の接種率はニューサウスウエルズ州とは違って思うように進んでおらず、州民の接種が80%完了するのは早くても12月中頃の予定、よって渡航は早くても来年以降になるのではないだろうか。これに合わせてかジェットスター航空の予約販売も来年2月の便から始まったらしい。日本人旅行者が再びケアンズに訪れる日もそう遠くないかもしれない。