今日10月４日はエリザベス女王の誕生日「クィーンズ・バースデー」で祝日。街は朝から静かで営業している店も殆ど無いので人通りもない。天気も良いので皆なビーチに行ってるのではないか。こんな日は自分もビーチに行ってのんびりしたいところだが、やっぱり店に来てしまう。今日なんて売上何か作れないのは分かっているんだけどやっぱり店に来てしまう。

「あれっ、エリザベス女王の誕生日って４月２１日なのに何故今日がクィーンズ・バースデー？」と思う人が多いと思う。更にオーストラリアの「クィーンズ・バースデー」って６月の第２週の月曜日の筈じゃなかったっけ？と思う人もいる筈だ。１０月第１週の月曜日に祝日になるのはオーストラリアではクィーンズランド州だけだ。

本国イギリスではエリザベス女王の誕生日は２回行われる。４月２１日のプライベートともう一つ６月第１～第３土曜日に公式誕生を公に祝う「トゥルーピンク・ザ・カラー」という祝賀行事が行われる。ロイヤルファミリー全員が揃って国民と共に誕生日を祝う日だ。６月にやるのは天候のせい。４月はまだ寒くまた６月のほうが天候に恵まれるという理由でそうなったらしい。連邦国家に属するオーストラリアもこの６月に一緒にお祝いをするのだ。

ただ、オーストラリアでは土曜日だと本来お休みの人が多いので、それを月曜日にすることで３連休となり 休みが長くなるという理由から月曜日になったらしい。クィーンズランド州は単に他州とは異なる５月が祝日になるレイバーデーと近く重なることから、敢えて祝日から遠ざかっていた10月にこの日を移行した。因みに西オーストラリアも同じ理由でクィーンズ・バースデーは９月の第４週の月曜日になっている。

今年の４月２１日で９５歳を迎えたエリザベス女王、１９５２年に２５歳の若さで即位して以来、７０年に及びイギリスの他、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、南アフリカなど１６か国の主権国家（イギリス連邦王国）の君主として君臨してきた。英国史上最長在位の君主として今もその記録を更新し続けている。