物価が高い国

オーストラリアの物価は高い。物価が高い要因は色々だが、一番の理由は人件費が高いことだ。オーストラリアで働くカジュアル社員(アルバイト)の賃金はクイーンズランド州の場合時給で$27.14 日本円で80円換算として約2100円ぐらい。東京都の時給の約2倍、だから単純に物価指数も日本に比べて殆どのものが倍近い。


ハンバーガーが安くて10ドルぐらいなので、お昼にちょっとランチを済ませようと思ったら20ドルぐらいは普通にかかってしまう。日本だったら千円も出せば普通にランチが食べられると思うので、そう考えるとオーストラリアは物価が高いのがよく分かる。これも働く人の賃金が高いので当然物価もそれに合わせて便乗されて行くことになる訳だが。


因みに日本の平均年収は35歳の人で450万円ぐらいだと思うけど、オーストラリアは年齢に関係なく平均で年収が760万ぐらいなので、日本の2倍近く多く貰っていることになる。因みに世界の最低年収でもルクセンブルクについで2番目に多く貰っている国だ。日本の物価が低いのは一重に賃金が安いからだと言ってもいいと思う。


日本もオーストラリア並みの賃金になったら自ずと物価も一気に上昇すると思うが、絶対そうはならないだろう。自分も経営者だったので分かるけどこんな時給普通は払えない。でも逆に物価が高い国なのでこのぐらい貰わないとやっていけないというのもあるけど。どっちが良いのかな、日本とオーストラリアでは? 因みにクイーンズランド州は祝日に働くと2.5倍になり時給で$60.35貰える。