今日は売上がある!

昨日の売上は0,今月に入って2回目の寂しい結果となった。朝から営業して入って来たお客さんはほんの3組だけ、うち1組は今から迎えに来る旦那さんのピックアップ待ちで立ち寄った親子、一日中営業して売上が無いのは本当に虚しいけど、そもそもお客さんが来ないのはもっと虚しい。


掃除の仕事があるので早目に店を切り上げてかみさんの車に乗り込もうとした際、ついでにチラッとお隣さんのお店を覗いて見たところ、同じように既に店内のガラスケースに幕をかけ出して閉店の準備を始めていた。あぁ、やっぱりどこも暇なんだろうなと思って少し安心したけど、売り上げが0っていうのはさすがに堪える。


ロックダウンなら仕方ないげどロックダウンの時と何ら変わらないこの静けさ。いっそロックダウンになった方が政府から援助金が貰えるのでその方が有難いなんて不謹慎なことも考えてしまうほど暇で仕方ない。15万6千人もいるケアンズの人は一体どこに隠れているのだろうか?と疑いたくなるような街の静けさが今日になっても続いている。



そんな今日も絶望の予感が漂う中、ブリスベンから来たという2人組の若い女の子が店を訪れた。オリジナリーはフィリピンだというので知っているタガログ語をありったけ使って愛想を振り捲いて接客したら、面白かったのか殊の外買い物をして行ってくれて本当に有難たかった。


店を出る際に「ありがとう」って日本語で言葉をかけてくれたので、自分もそれに答えるように日本語で「ありがとうございました」と深々とお辞儀をしてその女の子たちをとびきりの笑顔で見送った。今日は何とか売り上げが作れた。こうして毎日々々胃がすり切れるような綱渡りの日々が続いて行く。