瀬戸際

一縷の望みを託した今回のクィーンズランド政府からのツーリズム関連に向けての援助は残念ながら叶わなかった。うちの店は従業員が足りないので政府が規定した条件に満たされなかったのが理由だった。もし、この援助金が貰えれば何とか国境が開くまで踏ん張れたかもしれないが仕方がない。


もともと従業員を雇いたいのはやまやまだけど、この売上では給与が払えないから雇えないでいる。そこを分かって欲しいと思うがそう上手くは行かない。雇用が無ければ援助の意味が無いというのが悪までも政府の一貫した考えだ。今まで21年間も従業員を雇って来たのに何という無情な計らいだとつくずく思う。


お店の運転資金はもう残り僅か。この残り少ない蓄えで果たして国境が開くまで生き残れるか? おそらく無理なような気もするが。。。でも何とかそこまで踏み留まりたい。日本人旅行者が来れば一気に巻き返せる可能性はある。それに何より政府から借りた借金を返して行かなくちゃいけないし。。。


クィーンズランド州の90%までのワクチン接種が完了するのは恐らく来年の早い時期になるだろうとニュースでやっていた。その頃には日本も旅行者が帰国するにあたって隔離が無くなるのだろうか? いよいようちの店もクライマックスに近ずいて来た。生き残れるかダメか今まさに瀬戸際に立たされている。