見えない現状の中で

昨日のモリソン首相の国境再開の発言は自分の知り合いの間でも話題になった。ようやくここまで来たかという感じがした。しかし、この国境再開で入州出来るのはニューサウスウエルズ州やビクトリア州などに限られている。ケアンズがあるクィーンズランド州は依然閉ざされたままで進んでいない。


毎日、天気予報のようにチッェクを欠かさないオーストラリア・ワクチンロールアウトの接種状況を見ても、今だ2回目の接種完了者は70%台とこの州に至っては依然90%の達成には程遠い状況が続いている。最新の公表を見ても90%に達する予想日は1月20日と他の州に比べても一番遅いのが実情だ。


さらにクィーンズランド州の隔離なしでの国境が再開されたとしてもケアンズ国際空港がその時に開くのかどうかその辺もまだはっきりしていない。一番気になるのは旅行者が日本に帰国の際に隔離措置があるのかどうか、その辺も日本政府からの情報はまだ発表されていないのでよく分からない。


昨日の報道は多いに喜んだものの具体的な進展はオーストラリア側だけで日本側からの具体案は示されていないので、これがはっきりと分かるのは恐らく年末辺りか年明けになるのではないだろうか。ただ、来月からオーストラリアに日本人旅行者が入国出来ることだけは事実、この先シドニーやメルボルン経由でケアンズに来てくれる人がいるかもしれないと思うと期待は多いに膨らむが。