不穏な動き

ここに来てまた不穏な動きが広まった。先週末にかけてオーストラリアで新しい変異株オミクロンの陽性者がシドニー空港の検疫で見つかった。これを受けてオーストラリア政府は12月1日からの熟練労働者移民や学生を対象にした国境再開の計画の見直しを発表した。せっかく再開が本格化する矢先だっただけに「なんでこうなるの?」と開いた口が塞がらない。


ニューサウスウエルズ州のペロテット州首相は今のところアフリカを除き12月1日からの国境再開については予定通り変更は無いと述べているが、ほんとこのまま計画した通りに再開が進むことを今は願うだけだ。しかし突然何でこんなことになってしまったんだろう。日本でも水際対策の強化としてすべての外国人の入国を当面の措置として1カ月間禁止してしまった。


ただ、この新しい変異ウイルスは接種したワクチンをすり抜ける可能性があるというだけで、今のところ強力なウイルスかどうかは分かっていない。デルタ株の出現で思い知らされた分、どこの国も得体のしれない変異ウイルスに対しては過剰なほど敏感になっている。もちろん油断は出来ないけど今はこのまま世の中平穏に収まって欲しいと思うだけだ。


クイーンズランド州でもこれまた不穏な動きが広がっている。州の調査では州民の6%に当たる人がワクチンを接種したくないとアンケートで答えているらしい。また、今後ワクチンを打つかどうか迷っているという人も5%いて、あわせて11%の州民が接種に前向きではないことが判明、嫌な予感はしていたがここに来て90%達成に黄信号が燈ってしまった。


そんな中で今日、オーストラリア政府からブースター接種の案内の手紙が届いた。6カ月を経過する人はそれに合わせて3回目の接種の予約をして欲しいという旨の内容だが、自分たちも来月には接種してから早くも6カ月が経ってしまう。しかし、ともあれブースターよりも今はこの州の90%達成を先に実現させて頂きたいと思うが。。。