寅年の極意

今日から師走、今年も余すところ後1カ月となった。今年を改めて振りかえって見ると何にも良いことが無かった1年だった気がする。去年と同様に今年に至ってもまたコロナに振り回された年だった。来年こそは是非、良い年になって貰いたい。それには何としてもこのコロナが渦巻く世の中が無くなることだ。


来年の干支は寅、1962年生まれの自分は来年ついに還暦を迎えるが、ほんと還暦が来るなんて今まで想像も出来なかった。そして今だ逆境に晒されて迎える還暦になるが、来年はこの還暦という巡り合わせを機に干支の寅の如くより一層強い気持ちを持って臨んで行きたいと思う。


自分の生まれた年と同じく来年の寅は「壬寅」と言うらしい。壬寅は「陽気を孕み、春の胎動を助く」、辛く厳しい冬はいずれ終わり、暖かい春が来る。冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる。それが「壬寅」なのだそうだ。チャンスは必ず来ると信じてその春に備えたい。


壬寅という言葉には、春の胎動が大きく花開くためには、地道な自分磨きを行い、実力を養う必要があるといったことを指し示しているそうだ。やはり例え還暦になったとしても精進を怠らないことが必要なのかもしれない。「時には嵐のような逆境が人を強くする」これは王貞治さんの言葉、落ちるところまで落ちた、後はもう上がるだけ。