再会は日本で

親友がまたひとりケアンズを去ることになった。昨日、お店の閉店時間に合わせて最後の挨拶に来てくれた。彼女はかみさんととても仲が良い間柄で、最近はかみさんもなかなか彼女との時間が作れない中、かみさんの車にいっしょに乗り込みウーバーのデリバリーをやりながらお互いに積る話を車の中でしていたそう。


彼女も同じ市内のお土産屋さんで販売員として働いていたが、このコロナで残念なことにお店が閉店してしまい大好きだった販売の仕事を失った。彼女はケアンズでも有名な接客が上手な販売員だったので、自分たちもいつも彼女のことは気になっていて「今日はどうだったんだろう?」と良くかみさんと話していたのを思い出す。


彼女はとっても気さくな感じの女性なので、お客さんを虜にするのが良く分かる。そんな彼女も今週末には日本に帰ってしまう。昨日は夜の9時過ぎまで自分たちの店で昔のことを語りあった。楽しい思い出をいっぱい語ったけど、でもやっぱり最後はこのコロナさえ無ければこんなことにはならなかったと悔しさが込み上げた。


ケアンズの時代の流れを共に感じて来た同士、その良い時も悪い時も知る仲間がまた去って行く。お互いに励ましあって今日まで来たがもうそれも出来ない。仕方が無いと言えばそれまでだが、でも本当に残念でならない。彼女の実家は東京なので自分の実家とも近い。最後に日本でまた絶対に会おうと別れる際に固い約束を交わした。