ケアンズのコロナ感染者は今日も１５５人が新たに確認されて、遂に８０００人を突破した。市内のウルワースやコールスなどの大手スーパーマーケットは日用品も含めて殆どの棚に商品が無く、特に肉などの生鮮食料品が底をついている。シドニーなどの大都市では感染の急増で物流が相当麻痺しているらしい。

そうした影響からドライバーや医療従事者など多くのエッセンシャル・ワーカーがアイソレーション（隔離措置）で働なくなり、今オーストラリアは大混乱に陥っている。PCRの検査をすると結果が出るまで隔離になってしまうので皆なRAT （抗原検査キット）で検査したがるからこのキットが入荷しても瞬く間に売れ切れてしまう状況だ。

そんな中でもクィーンズランド州は２度目のワクチン接種率が８８．３％に達して、本日より他州から来る人は無条件で入州出来ることになった。これで今後クイーンズランド州は一層感染者が広がるだろうと予想されている。そして何と陽性者であっても無症状か軽症ならエッセンシャルワーカーは働いて良いという情報まで届いている。

社会活動の麻痺から背に腹は代えられぬと言ったところだろうか？　これはもう自分のことは自分で守りなさいと言っているようなもんで、ワクチンの接種が義務のようになって来た。普段なら金曜日の夜は多くの酔っ払いで賑わう市内も今は閑散としている。一体ケアンズはこれからどうなるんだろうか？　因みにかみさんも明日ブースター接種を打ちに行く予定になっている。