新聞の取材

昨日の 売上は残念ながら無かった。この状況は極めて厳しい。昨日は日曜日ということもあって土曜日に比べて暇になるけど、それにしても自分の店があるスペンス・ストリートは朝から殆ど人影が無かった。ローカルはコロナの蔓延で街に出てこない状況が続いているが、ここまで人がいないともう店を開けている意味が殆ど無い。


そんな時に唯一来店してくれた「お客さん」と思ったらケアンズポスト紙のスタッフだった。「今週のどこかでクイーンズランド州も2回目のワクチン接種が90%に届きそうなので、インターナショナルのボーダーが開きそうだけど、それについてどう思いますか?」という内容の取材だった。


自分はもうここぞとばかりにこの取材で今までのこの苦悩をすべて吐き出した。ケアンズのお土産屋の崩壊から始まり今までのこの2年近く耐えて来た辛い日々、そして今、置かれているお土産やの現状をありありと伝えた。「自分はここで長く商売をやっているけどこんなことは今まで経験したことが無い」、とにかく助けて欲しいと。


今朝、その新聞を見てみるとこの内容に関する記事が2面に渡って大きく載っていた。となりの日本人スタッフ2人が笑顔でページの真ん中を飾っていて、「ウエルカム アゲイン!海外のお客様」といった感じの微笑ましい写真の横で、差し込み枠に載っている自分の写真は何かインターナショナルのプリズナーと間違えそうな対象的なものだった。