決めなければ

今日はオーストラリアデーで祝日、街はクリスマスの時のように静かで閑散としている。昨日の天気予報では今日は90%の確率で雨だったが今は晴れている。このまま夜半まで雨は降らずに持ち堪えそうだ。ただ、外は湿度も高く風も殆ど吹いていないので、体感では予報で示した気温27度の表示よりもっと暑く感じてしまう。


かみさんも祝日なので今日は仕事はお休み。朝から友人仲間とお呼ばれされた家で、皆さんといっしょにケーキを焼きながら今頃は奥さん方の座談会に花が咲いている最中だ。最近は友達とお茶を飲みに行くこともめっきり減ってしまったので今日ぐらいは羽を伸ばして楽しんで欲しい。でも夕方からはウーバーのデリバリーをやるつもりらしいが。。。


お店の方は予想通りでお客さんが開店時から一人も来ない状況が続いていて、店内はずっと閑古鳥が鳴り響きっぱなしだ。こんな日に店を開ける意味があるのかとも思うが、それでももしかしたら何か売れるかもしれないと、じっとハシビロコウのように耐え忍んでお客さんを待っている。


昨日、会計士の方と四半期の事業報告書をタックス・オフィスに提示する際に、赤字が膨らんでいることで今後、お店の経営をどうするか問われた。会計士は出来ればすぐに店を閉めた方が良いと助言した。自分たちの蓄えをこれ以上会社につぎ込むのは得策ではないと。一方、ケアンズの大手旅行会社は3月末に国境再開するための準備を進めている。


かみさんはお店を閉めることを望み出した。その方が正解だと自分も思う。ただ、この2年間ずっと日本人のお客さんが再びケアンズに戻って来ることを待ち望んで今まで頑張って来た。もうすぐ再開されるんであればこのままやりたいのが本音だ。今、止めても借金をどう返す? しばらく自問自答が続く。