私物を売る

ケアンズはマスクの着用が解かれて週末はエスプラネードのレストランも賑わっていた。みんなマスクをする煩わしさが無くなってか、一斉に街に繰り出して来たのだろうか? もうケアンズでは殆どの人がコロナのことを気にしていない。何か解放されたって感じで普段通りの生活に戻っている。


でも相変わらず自分の店がある通りは人通りが無い。今日も一日開けて入店したお客さんは3人だけ。でもその内のひとりのお客さんがびっくりするような買い物をしてくれたので助かった。木曜島から来たと言うアイランダーのご婦人だったけど、売り物にした自分の私物のアンティークの缶やラジオを買ってくれた。


缶はCADBURYというメーカーのオーストラリアの有名なチョコレートで1956年のメルボルンオリンピックの記念の物。20年前にアンティークの店で買ったもので、すごく気に入っていたけど売ることにした。当時、けっこう高い値段で買ったものだったけど、その半額で付けたらそれが売れた。


後はアンティークのライトのシーリングカバー、昔、店のインテリアとして実際に使っていた雰囲気のあるものだけどそれを欲しいと言ったのでびっくりした。木曜島までもって帰れる?と聞いたら「大丈夫、問題無い」とふたつ返事で笑って返した。こんなこともあるんだなと今日は何だか嬉しい一日だった。