「いる、いるよ　あれ！」と朝から玄関の中でかみさんが大声で悲鳴をあげている。「動いてるよ、二匹も　デカいのが」。慌てて見に行くとまたしてもあの丸まると肥えたカブトムシの幼虫がモンステラの植木鉢の中でもごもごと動いていた。「また出て来たか、こいつら」と幼虫を摘まんでじっと眺めた。

シャベルで鉢の中を掘り起こすと１３匹の幼虫が入っていた。前回は４０匹いたのでまだ中にいるかもしれない。「こいつら一体どこから来るんだ」と不思議になるが、かみさん曰く、買って来たポッティングミックスにすでに卵が産み付けられているのではないかと言う。

自分たちはいつも一番良いポッティングミックスを買って使っている。確かにかみさんが言うように栄養価が高いからこの土の中に虫がすでに卵を産み付けているのかもしれない。実際に木くずが殆どの安いポッティングミックスを使っていた時はこんな幼虫は出て来なかった。

大きなモンステラを買って、さらにまた自分たちで一回り大きなポットに移し替えて見栄えを良くしている。何故かいつもこのモンステラだけからこいつらはじゃんじゃん出て来る。たぶんポットが大きいからだろうか？　育ち易いのかもしれない。しかし、肥えたデカい幼虫がこれだけ出て来るとやっぱり不気味かも。