車が動かない

日曜日の昼過ぎ、帰宅途中で乗っていた車が突然おかしくなった。ギアーを上げても滑って速度が何か出ない。自分の車は今では珍しいかもしれないマニュアル車で、その後、走行中にギアーチェンジが上手く出来なくなってしまった。「あぁ。。ヤバい。。。クラッチがいっちゃった」と思った。


家まではもうすぐの距離だったので何とか家までと思って走り続けたのが間違いだった。すぐ先のT字の交差点の赤信号で止まったら車は動かなくなっしまった。信号が青に変わっても自分の車が動かないので後続車が立ち往生、エンジンを一度切ってまたかけ直したら何とか動き出した。その後、フリーウエイに入った上り坂でギアーは利かなくなりエンジンランプが点いてしまった。


「ヤバい。。こんな道路の途中で車が止まったら絶対にヤバい。。。」そのうち焦げ臭い匂いがして来たがそのまま無理やり右折のところまで走り、折れた道の先で車はついに息が止まった。逸れた上り坂の道路の真ん中で動かなくなり、ゆっくりブレーキを外して慎重にハンドルを回しながら片側の路肩に寄せて何とか危機は逃れた。


その後、依頼したレッカー車を待つこと3時間、日曜日でドライバーがいないらしく、辺りは既に暗くなって来てその間も蚊の襲撃に遭いながら、いつも頼んでいる整備のところに車を持って行った時はすでに7時を過ぎていた。 昨日の夕方、車は直って戻って来た。原因はクラッチのシフトケーブルだったそう。でもクラッチ版も取り換えの時期が近いと言っていた。


幸いにも故障したのが日曜日の午後だったので仕事も休みだったし、今考えると運が良かったと思う。これが夜で掃除の仕事の後とかに車が動かなくなっていたらと思うと良い感じはしない。しかし、あの上り坂のフリーウエイを走っている時は生きた心地がしなかった。かみさんも「馬鹿じゃないっ!」と呆れていた。