身を粉にして働くお母さん

早朝、3時半に起床して仕事の支度をするかみさん、スーパーのパン売り場で5時から勤務する。エプロンを付けたまま、粉だらけになって店に休憩を取りに来た。とにかくパン売り場の仕事は恐ろしく忙しいらしい。「立ちっぱなしでもう足が棒になっちゃう」とヘロヘロになって店に来る。


「あ~あ、疲れた、コーヒー淹れて」がいつもの口癖。早速、コーヒーを淹れて「お疲れさん」とねぎらいの言葉をかける。店で1時間の休憩を取るのが憩いのひと時、お母さんのために息子が作っておいたチキンカレーを「美味しい!」とご機嫌に頬張っていた。休憩時間を取り終え「じゃぁ、言って来るね~」と再び売り場に戻って行った。


昨日の夜も1時ぐらいからもう気になって寝れないと言っていた。「目覚ましが鳴らなかったらどうしよう」となかなか寝付くことが出来ないらしい。自分も掃除の仕事から帰って来るのが10時過ぎ、昨日も「先に寝るね」と寝床に就くが寝室の横でシャワーを浴びたり、歯を磨いたりしている自分の音で「寝れないっ!」とマジに怒っていた。


「この仕事は好き」と生きがいを感じているかみさんだがハードなスケジュールなので身体が壊れないか心配だ。息子も「お母さん、大丈夫かなぁ。。」といつも気にかけている。文字通り身を粉にして働くお母さん、今は一家の大黒柱となって頑張っている。そんなかみさんに自分も頭が上がらない。