底冷えがした昨日の天気、夜は気温が１４度まで下がり行き交う人が皆さん上着を羽織りながら街を歩いていた。ただ、こんな寒さの中でもタンクトップ１枚で歩いている能天気なおじさんもいたけど。今日は久しぶりに太陽が顔をのぞかせて普段のように昼間はTシャツでもいられるようになった。

今、息子がいるシドニーは先週からずっと雨続き。傘もさせないぐらいの暴風雨が続いているらしい。ケアンズを発つ前日に買った折り畳みの傘はまったく役に立たずにすぐ壊れてしまったと言う。今は雨がっぱを着て街を歩いている。この雨は来週にかけてまだしばらく続きそうで息子には何とも不運な船出となってしまった。

そんな中、今、息子は住むための家探しに追われている。シドニーの住宅事情は厳しく家賃はものすごく高い。市内では１週間で６００ドルぐらいが相場でそれも小さい部屋しか借りれず学生にとっては非常につらい街になっている。今日も家探しに没頭しているが未だに見つかっていない。

親にお金が無いのが分かっている息子は何とか安い物件を見つけようと頑張っているが、寒さと大雨の中での家探しにさすがに心が折れそうになって昨日もかみさんに「もう、疲れた」と弱音を吐いて来た。かみさんも叱咤激励を息子に飛ばすが、さすがに可哀そう。親に十分な仕送りの甲斐性が無い中、今も息子はシドニーで雨に打たれながらもがいている。「頑張れ！」