あの頃のような感じ

ケアンズ着の直行便がスタートしてから5日目が経つ。毎日、限定のように1組ずつだがお客さんが店に訪れてくれている。殆どの人が午前中に来店、「今日ケアンズに着きました!」という人が街の散策ついでにうちの店に立ち寄ってくれている。昨日は高知県から来たという新婚旅行で訪れたお客さんが立ち寄ってくれた。


こっちはもう嬉しくて嬉しくて話が止まらない。この新婚さんたちは夕方も再び店に寄ってくれてお買い物をしてくれた。こちらも店のありとあらゆる商品を事細かに説明、今は以前のように商品が充実していないので、少しでも興味を持ってもらえるように喉を嗄らせて話しまくった。


話はお買い物だけでは終わらない。この人たち実家は農家で主に茄子を作っているということで、「もし、ここて日本の美味しい茄子が作れたらケアンズ中の人が買いますよ。ここは茄子でもキュウリでもとにかくまずい。ほんと、日本の野菜って美味しいですもん! ここで作ったらどうですか?」なんてめちゃくちゃな話に花が咲く。


そろそろレストランの予約の時間が迫ってお客さんたちが気にし出しているのもお構いなしで話続ける自分を見てそれを察したかみさんがたまらず自分にブレーキをかけた。盛り上がる自分の会話をよそにお客さんも苦笑いで店を後にして行った。こんな感じで今はあの当時を再び感じ出している。