ラスティーズ・マーケット

週末の金曜日から日曜日にかけての3日間、市内の グラフトン・ストリートとシェリダン・ストリートにまたがるギリガンズというバックパッカー・ホステルに隣接する敷地の中で「ラスティーズ・マーケット」が開かれる。野菜やフルーツ、コーヒー豆など季節に合わせた新鮮な食材を目当てにローカル客が早朝からこのマーケットに押し寄せる。因みにラスティーズとは創設者のラスティ―・リーズという人に 由来するらしい。


普段はかみさんが野菜やフルーツをまとめてここで買うのだが、風邪のため今日は自分が代わりに買いに来た。というのもこのマーケットでは野菜でもフルーツでもかみさんは色々な店がある中でどこの屋台が美味しくて安いかを100%熟知している。例えばキュウリならこの屋台とか。前回は頼まれたジャパニーズ・キューカンバをレバニーズと聞き間違えて買ってしまいかみさんに「違う」と怒られた経緯がある。見た目はそっくりなので自分にはその違いがはっきり言って何が違うのか分からない。


今日もかみさんに言われた通りにその場所に行き、頼まれたものを正しく買う。例えばその指定されたところで「フジリンゴ」という日本名?のリンゴを買い、バナナも買った。実はこのマーケットでは日曜日の2時過ぎ頃になると、どこの屋台でも一斉に叩き売りが始まる。前回はバナナが4房のボックス売りでたったの2ドルだったので、今日も同じ店員のお兄さんにボックス売りで売ってくれと頼んだらバナナの空の箱だけくれて明日の午後に来いと言われてしまった。


でもそのお兄さん、その空箱に傷だらけのアボガドをたくさん入れてくれて「あげる」とタダでくれた。これ食べてみたんだけど中身は美味しかった。難関はメロンを選ぶこと。かみさんは匂いのするもので底にたくさん腺が入っているものを選べと言うが、これが上手く選べない。前回も「これだ」と思って選んだメロンが実にまずかった。果たして今回は上手く甘いメロンを選べただろうか?