明日は飛ぶか?

毎年、短期語学留学でケアンズを訪れていた観光専門学校の生徒さんたちが3年ぶりに また来てくれた。引率する先生にも実に3年ぶりの再会となり懐かしさで胸がいっぱいになった。2週間ほど滞在したケアンズを満喫して本来なら先週の金曜日に帰国するはずだったがキャンセル続きのジェットスター航空の影響で、2日遅れで今日となり本来成田に飛ぶはずだった便もドタキャンでなんと関空便に変更されてしまった。


昨日の閉店前に先生が挨拶に来られたが先生は今回の件でかなり憔悴した様子だった。何しろジェットスター航空には振り回された挙句に延期でPCRの検査も打ち直し。2度目の検査で幸いにも先生も含めて生徒さんたち全員の陰性が確認され今日の帰国となったが、これにかかった費用は400ドル、もちろん実費になる。さらにキャンセルの通知が夜中の12時というから驚きだ。


もうひとつ、生徒さんのホームステー先の延泊費用も当然追加となり、楽しい思いでのはずだったケアンズ語学留学も最後は散々な形になってしまった。ただ、これにはジェットスター航空の事情もありそうだ。日本入国の際のPCR検査が9月7日から無くなることで事前にフライトを予約していた多くの人が恐らくキャンセルして7日以降のフライトに変更したんだと思う。


結果、この期間のフライトが空席となってキャンセルになってしまったらしい。昨日の晩は散々ジェットスター航空と政府の対応に文句を言いながら、10月予定の第2班の引率には「今度はPCR検査が無いので気分がぜんぜん違う」とホッとしていた。この後も話が盛り上がって「自分も戦前木曜島に来た真珠採取のダイバーたちに次いで古い参来者になってきました」なんて冗談を言いながら「明日は飛ぶと良いですね」と最後までジョークを飛ばして店内に笑いが響いていた。