死筋商品こそ面白い

年末年始までの今年最後の大型連休が17日から始まる。今年は間に挟まる平日に休みが取れれば9連休となって海外旅行にも十分行ける余裕のある日程が組める。PCR検査の陰性証明も不要になったことだし、今年最大のヤマ場となるこの大型連休は何とか期待したいところだがどうだろうか?


そこでこの連休に備えて今、商品を少しずつ揃えているところ。今までは絶対に外さない抗菌はちみつやカンガルージャーキーなどの売れ筋商品を揃えていたが、ここに来て本来、自分が本当に取りたいと思うような商品をまたチャレンジしたいという気持ちがうずいて来た。


雑貨などを取り扱う小売店てよく全体の商品の約2割は売れ筋商品があって目安として30日以内で回転して行くものを置くのが望ましいと言われている。後の6割が60日以内に売れるもので後の2割が死筋商品。実はこの死筋というのが一番面白い。つまり全然売れないんだけどこの商品があることで店が引き立って楽しくなるもの。


これは個人経営の店のオーナーの独特な感性と言ってもいい。だから個人の店は面白い。この死筋商品に今回敢えて挑戦したいと思っている。手始めに70年代の風景のケアンズのポストカード、もちろんリメイクなんだけどこのコピーライトを持っているスーベニアのホールセーラーから当時のポストカードのサンプルをメールしてもらって、そこから今回選んでみた。


他にもオーストラリアン・アイコンが描かれたギターピックや今後は残念なことに止めてしまう60年代から続いた老舗ティータオルメーカーのヴィンテージ・ティータオル等々。こうした商品ははちみつのようには売れない。でも見ていて楽しい商品で店の雰囲気もぐっと引き立つ。ようやくこんなものをオーダー出来る気持ちになって来た。