初老

9月19日は敬老の日、今年、日本では100歳を過ぎたお年寄りが実に9万人を越えたそうで、まだまだ健在の元気なお年寄りがたくさんいて何より良かった。自分の父親も今年の7月で87歳になったがまだまだ元気で頑張っている。昔は人生80年なんて言われていたけど今は人生100年時代に突入したのかもしれない。


当の自分も今年の12月で60歳になる。ついに還暦を迎えることになってしまった。昔は定年が60歳だったのでこの時を境にこの年齢を迎えると老人と呼ばれてしまったが、今は60歳で老人と呼ぶのはちょっと早いかもしれない。と自分はまだまだ老人ではないと言いたいところもあるんだけど。


因みに世界保健機構(WHO)は高齢者となる年齢の定義を65歳と定めている。日本でも老人福祉法に該当する年齢は65歳と定めているが、これも会社の定年が65歳になったことや年金の受給開始時期が65歳に引き上げられたことで、一般的に老人と呼ばれる年齢が65歳からになったのではないだろうか。


最近は学生のような若いお客さんから自分の年齢を問われると「今年で60歳になります」と答えるや「うちのおじいちゃんといっしょだ!」と言われることがある。「え~、ぜんぜん見えない~」なんて言ってくれる子もいるけど、まぁ、初老に差し掛かって来たことは確かかな。悲しいけど昭和の時代に青春を謳歌した自分たち世代も老人の仲間入りする日がそう遠くなそう。