WORLD TOURISM DAY

今日、9月27日は「世界観光の日(世界観光デー)」。1979年9月にスペインで開催された第3回世界観光機関(WTO)の総会で、記念日が発案・決議されてその決議の翌年となる1980年に制定された。世界各国の人々に向けて国内外への観光を啓発することが主な目的。因みに略称は「UNWTO」。


この記念日の役割は、国際社会における観光への意識を高めるともに、どれほどの社会的、文化的、政治的、経済的な価値を世界にもたらすか示すことだそう。こんな風に書くと何だか難しそうだけど、要は観光を通じてその地域の雇用を生み出したり、その国の文化を理解したりすることだと思う。


日本も来月10月11日から入国時の水際対策が大幅に緩和されて、外国人が日本に行き易くなった。オーストラリアでもこの吉報を受けて年末からの日本への旅行、特にスキーやスノーボードの予約がすごいことになっていると聞いている。ようやく日本も真の意味での世界観光の扉が開き出したと思う。


コロナ禍の後を受けて世界の観光はUNWTOが2017年に打ち出した「持続可能な観光」というスローガンを再び考えることになったのではないかと感じる。そういう意味で今年の「世界観光の日」は持続をテーマにした色々な観光の在り方を模索して行く新たなスタートの元年なのではないだろうか。