家が見つからない

今、ケアンズは賃貸として借りる家が不足していてなかなか見つからないよう。住宅金利が上がったことで1年前のコロナの時のような家の爆買いは少し落ち着いた感じだが、代わって当面は賃貸で様子を見ようという人がここに来て増えているのかもしれない。昨日、友人が店を訪れてオーナーが家を売るので、今住んでいるところを近日中に出なければいけなくなったという。


何でも彼が言うには賃貸物件が希薄していて見つかってもそのアポイントメントまで辿り着けないのが殆どだというのだ。運よくアポが取れてもその物件のインスペクションで何人もの人が来て、みんながその場でアプリケーションの書類を出すという。中にはインスペクションもしないで契約する人もいるらしい。


さらにオファーされた家賃の値段より多く出すから自分たちに決めて欲しいという人も多いと言う。例えば、週$400の物件でも$450出すから入れてくれと言って頼み込むというのだ。自分の友人に不動産で働いている人がいるが、その友人の話ではクライアントの中には賃貸が見つからないのでその場で泣き出してしまう人もいると言う。


同じようにオーナーが持ち家を売るので家を出なければならないが、物件がなかなか見つからないため出るに出られず、もう少し契約を伸ばして欲しいと頼み込んでいる友人が他にもいる。少し前には見つかるまで出費覚悟でB&B( Bed &Breakfastの略で日本でいう民泊 )にしばらくいたという友人もいた。 賃貸物件の不足はシドニーも同じでうちの息子も家を見つけるのに甚だ苦労しているが、こんな問題が今、ケアンズで起こっている。